おじいさんやおばあさんが子供のころ、水はとてもきれいでそのまま炊事〔すいじ〕や飲み水に使われていました。今、川や海にはごみがたくさん浮いていて、くさいにおいがする場所もあります。
こうした水の汚れ(水質汚染)が原因で生き物が減ったり、病気になったりしています。
■どうして水が汚れてしまったの?
◎汚れがたくさん流れこんだんだ!
水は汚れをきれいにする力を持っています。水の中にすむ目に見えない小さな生き物(プランクトン)が汚れを食べて分解し、水をきれいしてくれるからです。これを「自然浄化〔しぜんじょうか〕」と言います。
ところが、この自然浄化できれいにできる量を上回る汚れが、川や海に流れこみ水を汚しているのです。
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◎水の汚れの大部分は生活排水〔せいかつはいすい〕なんだ!
生活排水とは、炊事や洗たく、入浴など生活の中から流れでる水のことで、海や川の汚す原因の60〜70%だといわれています。
汚れた水をきれいにして川や海にもどす下水道施設の整備〔せいび〕を行っていますが、日本での普及率〔ふきゅうりつ〕は60%程度なので、整備が急がれています。
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■なぜ、生活排水が問題なの?
生活排水はずっと昔からあったはずなのに、どうして今、問題となっているのでしょうか。
| (1)浄化能力をこえたはい出量と汚れ |
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生活排水の量はどんどんふえています。人口がふえたことだけでなく、一人あたりの排水量がふえ、汚れもひどくなっていることが原因です。
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| (2)浄化しにくい物質の増加 |
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洗剤〔せんざい〕に含まれる化学物質や油など自然浄化では分解されにくい物質が多く含まれるようになっています。
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| (3)農業用ひ料の変化
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昔はひ料として使っていた「し尿」が、農業用化学ひ料の普及〔ふきゅう〕やえい生面の問題により、生活排水として捨てられるようになりました。
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■汚れた水をきれいにするのはとても大変
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汚れた水を流すことで川や海の水を汚してしまうことはわかったかな?
少しの汚れだと思っていても、実際はとんでもなく汚れておるんじゃ。
川や海ではプランクトンが汚れを分解しておるが、プランクトンがすめないような汚れた水もあるぞ。この水をきれいにするためには別のきれいな水でうすめなくてはいかん。そうしないと、生き物が生活できる水にはもどらないのじゃ。 |
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